吟剣詩舞道の伝承と更なる普及をめざして




日本文化伝統芸能を後世に伝承するために
 
Chief Director Message
 
 
 
 
 
   
 
群馬県吟剣詩舞道総連盟 理事長
齋 藤 心 晃    
Chief Director  Sinko Saito
 
 
この度、任期満了に伴い令和三年四月三日に開催されました、群馬県吟剣詩舞道総連盟通常総会に於いて理事長に推挙され 久保田正峰理事長の後を引き継ぎ、第十一代理事長に就任致しました。吟剣詩舞道の基本理念である礼と節の心をもって精進して参りますので、これまで同様皆様方のご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
 

群馬県総連は昭和三十八年七月設立され、昭和五十二年六月に財団公認となり、以来諸先生方の吟剣詩舞に対する深い情熱と参加団体各流会派の「団結」と「和」により、その歴史を築いて来たものと思っております。

現在 (公財)日本吟剣詩舞振興会では、吟詠、剣詩舞スーパーチームを発足させ、青年吟剣詩舞、又幼少青年育成に取り組んでおります。このような伝統芸能を後世に伝承するため幼少青年の皆さんが発表できる環境を作ってやることが必要です。県総連の大会に於いても幼少青年発表会を開催しております。どうぞ皆様方のご声援とご協力をお願いいたします。

組織としては、群馬県を四地区に分けて西北毛地区、中毛地区一組、中毛地区二組、東毛地区としています。毎年秋に(十月)に大会を開催し節目の五年目には(公財)日本吟剣詩舞振興会会長また(公財)東日本地区 都県総連理事長、開催地市長、教育委員長、群馬県教育文化事業団理事長、様等々ご臨席賜わり盛大に大会を開催いたしております。なお上毛新聞社、群馬テレビ様のご後援を頂いております。

以上、これらを念頭に連盟運営に尽力いたし、吟剣詩舞の伝承と更なる普及を計ってまいりますので、皆々様のご理解ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

理事長 齋藤心晃 


  
歴代会長・理事長
初代会長柴 田 正 美源流群馬剣道連盟S38年~S44年3月
二代会長伊 藤 正 岳公社)日本吟道学院群馬吟道会S44年~S49年3月
三代会長山 川 天 涯緑村流高崎吟詠会S49年~S60年3月
四代会長倉 林 翠 彭翠晴流吟道会S60年~S64年3月
五代会長石 井 筆 神公社)日本吟道学院群馬吟道会H元年~H  3年3月
六代会長岸   大 洞大同流沼田吟詠会H3年~H  7年3月
七代理事長金 井 心 彰心彰流愛吟詩道会H 7年~H19年3月
八代理事長郡 司 精 政岳精流日本吟院渋川岳精会H19年~H24年3月
九代理事長志 塚 心 將心彰流愛吟詩道会H24年~H28年3月
十代理事長久保田 正峰正峰流吟道会H28年~R 3 年3月
十一代理事長齋 藤 心 晃心彰流愛吟詩道会R3年4月~
 
 
群馬県吟剣詩舞道総連盟とは
About Gunma Ginken Shibudo General Federation
 
本総連盟は、1963年に発足した団体で吟剣詩舞愛好者の組織する流会派団体を会員として構成されています
昭和52年(1977)に公益財団法人日本吟剣詩舞振興会公認団体となり吟剣詩舞コンクールなどの全国決勝大会などに向けた優れた人材の育成ならびに斯道の普及に傾注し、この伝統文化を継承してまいりました
 
本総連盟では吟詠・剣舞・詩舞における心技の錬成を図るとともに、この普及により地域社会の健全な発展に貢献することを目的としており、毎年秋に「吟剣詩舞道大会」を開催し日本の文化・伝統芸能である吟剣詩舞の普及に向けて「幼少青年発表会」を同時開催し後進の育成・文化の継承に取り組んでいます
 
昭和38年10月20日に「第1回群馬県吟剣詩舞道大会」を開催以来、令和3年を以て第57回と歴史を重ね、各加盟団体による地域密着の活動に依って安定した運営が行われ現在に至っています
 

 
 
総連盟会詩

 
吟剣詩舞道憲章
Ginkensibudokensyo
 
詩歌は人の心の表現であり、すぐれた詩歌は人類文化の遺産である。われわれの先達は、この詩歌を吟じ、その吟により舞うことを考え、芸としての向上進歩を目ざして精進努力を重ね、吟詠・剣舞・詩舞というわが国独自の高雅な芸道を育てあげた。
吟剣詩舞道は礼と節を、その心とする。詩歌に親しんで情操を高め、日本民族の心を探求しながら、自己の陶冶を志向するこの芸道こそ、わが国の精神文化の高揚に不可欠なものである。
われわれは、この価値ある吟剣詩舞道を受け継いだことに大きな誇りをもつと同時に、各人の研鑽と相互の協力によって、ますます斯道を隆盛に導く責任を果たさなければならない。しかも、その実践は、この芸道の心、すなわち礼と節の上にたたなければならない。その軌範として、この憲章を制定する。
 昭和五十年一月十一日
公益財団法人 日本吟剣詩舞振興会
会長 笹川良一
ほか役員一同
 
一、基本姿勢
 吟剣詩舞道を行う者は、礼と節とを行動の軌範とし、日々、芸の研鑽と品性の陶冶に努める。
 
二、指導者の心構え
 吟剣詩舞道を指導する者は、みずから師たるにふさわしい人格、識見を備え、指導全般にあたっては権威をもって臨む。
 
三、師に対する心構え
 吟剣詩舞道を学ぶ者は師弟の礼節をわきまえ、秩序を堅持する。
 
四、分家・独立
 吟剣詩舞道を行う者が分家・独立をする場合は、その組織を代表する者の許しを得る。
 
五、他流との関係
 吟剣詩舞道を行う者は他流の名誉を傷つけ、秩序を乱すような言動は厳に慎む。
 
六、吟剣詩舞道の普及向上
 吟剣詩舞道を行う者は、大衆性と芸術性を併せもつ斯道の今日像を正しく伝え、特に青少年層における吟剣詩舞道の普及向上に努める。
 
七、吟剣詩舞道の目標と相互の協力
 吟剣詩舞を行う者は、相互に協調、互譲の精神をもって斯道の普及振興に協力し、本会の認める姉妹団体とも動物有機体的団結をもって、日本の伝統に基づく、国家社会の正しい発展に寄与する。